Vbeam Prima
皮膚良性血管病変治療用レーザー装置
Vbeam Prima(Vビーム・プリマ)は、皮膚良性血管病変の治療目的で設計された波長595nmのロングパルスダイレーザーの医療用レーザー装置です。1992年に国内販売したSPTL-1からVbeam IIまで、歴史あるパルスダイレーザーの最新モデルとなります。

レーザー波長(595nm)は、従来のダイレーザーに比べて皮膚深達性に優れており、より深層の血管や口径が太い血管にも有効です。また、595nmのレーザー光には、血液中のヘモグロビンに選択的に吸収されやすいという大きな特徴があります。血管病変部では、ヘモグロビンがダイレーザーの光エネルギーを極めて短時間に吸収・熱返還することにより、血管は内壁から熱破壊され熱凝固を起こします。その後、ヘモグロビンが光エネルギーを吸収して生じる輻射熱を利用し、血管内皮細胞が線維化していくことで血管自体が閉塞します。
ダイナミッククーリングデバイス(DCD)はカリフォルニア大学アーバイン校にて研究開発された優れた皮膚冷却システムであり、Vbeam Primaに内蔵させることで、レーザーパルスに同期し、レーザー照射直前に-26℃の寒剤を吹き付けて表皮を保護します。
スポットサイズは3mmから最大15mmまで対応しているため、広範囲の症例でも治療時間を短縮できます。また、大きいスポットサイズは、より深部へ熱を到達させることができます。
東海大学医学部形成外科 河野 太郎 先生
Elizabeth F. Rostan, M.D.
使用目的又は効果 : 皮膚良性血管病変(単純性血管腫、苺状血管腫、毛細血管拡張症)の治療
デバイス (DCD) | 寒剤の種類 | 1, 1, 1, 2 0 テトラフルオロエタン |
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スプレー時間設定範囲 | 10 – 100 msec | |
ディレイ時間設定範囲 | 1 – 150 msec | |
保護メガネ | > od5.0 (波長 592 – 596 nm) |
※アクセサリー類は予告なくデザイン変更される場合があります。予めご了承ください。
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