PicoWayで広がる治療の可能性 | シネロン・キャンデラ | 医療用装置

PicoWayで広がる治療の可能性

PicoWayについてインタビューを受ける宮田 成章 先生

ハンドピースの使い分けで、より細かい治療ニーズに応えられるように。

宮田 成章 先生
みやた形成外科・皮ふクリニック 院長

医学博士
日本形成外科学会専門医
日本美容外科学会(JSAPS)評議員
日本レーザー医学会評議員
日本抗加齢美容医療学会(MBF)理事
日本創傷外科学会専門医
日本美容皮膚科学会会員
日本熱傷学会会員
日本医学脱毛学会会員
略歴
平成2年 防衛医科大学校卒業後、
同大学 形成外科入局・同病院勤務
平成9年 札幌医科大学 形成外科入局
同付属病院、市立室蘭総合病院 形成外科勤務
平成12年 虎ノ門形成外科・皮ふクリニック院長
平成16年 みやた形成外科・皮ふクリニック開設

今でもよく覚えているのは、
キャンデラ本社で技術者の方と
新製品について意見を交わしたこと

―先生はPicoWayを長くお使い頂いていますが、思い出深いエピソードがあれば教えてください。
  
宮田:2016年にアメリカのレーザー学会に出席した際、キャンデラの本社と工場が近くにあることを知って訪問する機会がありました。その時にPicoWayの開発を手がける技術者の方と話をさせて頂き、新しい製品づくりに関われたことが一番思い出深いですね。

ピコセカンド本体

新たに薬事承認された、
730nmのハンドピース副作用のリスクが少なく
治療を行うことが可能

―現在、PicoWayには532・1064nmZoomハンドピースがありますが、新たに730nmハンドピースが薬事承認されました。これらの使い分けはどのようにされていますか?
  
宮田:532nmハンドピースはメラニンへの吸収率が高いため、よりシャープな強くて深い反応を得たい場合に用いて、逆にできるだけダメージを起こさない、低いリスクで治療を行うときは730nmハンドピースを使いますね。1064nmハンドピースに関しては、基本的にターゲットとなるメラニン色素の色調を整える働きとして用いることが多いです。このように患者様の症状や治療のニーズに合わせて使い分けています。またタトゥーへの照射の場合も、その色によって使い分けていますね。

炎症後の色素沈着を起こすリスクを
最小限に抑えられるのが大きな特徴
痂疲が気になる患者様にもうれしいポイント

―730nmハンドピースで色素斑を照射する際のメリットは何だと思いますか?
  
宮田:一番のメリットは、やはり痂皮形成が軽度なことだと思います。そして、メラニン選択性が高く、ターゲットの周囲にそれほど強いダメージを与えません。治療後の生活が気になる患者様にとっても、大きな安心材料になるのではないでしょうか。

さまざまな刺青の除去にも効果を発揮
緑、青、紫といった色をメインに照射

―730nmハンドピースで刺青を照射する場合、どのような色に効果がありますか?
  
宮田:基本的に緑、青、紫といった色に対して使用しています。黒にももちろん反応はするのですが、メインで1064nmハンドピースがあるという前提があれば、730nmハンドピースは緑・青・紫への照射になりますね。

―肝斑がある方も730nmハンドピースで安全に照射することができますか?
  
宮田:絶対に大丈夫とは言えないですね。やはり肝斑の増悪している部分にターゲットとなるメラニン色素が存在している時は、炎症後の色素沈着を起こすリスクがありますから。ただ、注意して使えば532nmハンドピースを使うよりは安全だと思います。
 
―肝斑を照射するときにはやはり、1064nmハンドピースでしょうか。あえて730nmハンドピースで照射するといった例はありますか?
  
宮田:基本的には1064nmハンドピースを使っています。逆に1064nmハンドピースを使わず、730nmハンドピースで照射することにも現在トライしているところです。

基本的に照射後の保護は不要
痂疲形成が軽いからこそ、
患者様の負担も少なくて済むのがメリット

―730nmハンドピースは250psと最短のパルス幅ですが、パルス幅が短いことによって、照射後の反応やダウンタイム、ケア方法などに違いはありますか?
  
宮田:250psというパルス幅は、基本的にメラノソームの応力緩和時間内、つまり衝撃波が撃ち込まれる時間内といわれています。このような短いパルス幅での照射により、空胞形成は限局化し、小さくなります。照射直後に関しては白くはなりますが、周囲への炎症はあまり出ないのが特徴だと思います。興味深いのが、浮腫ができて照射部位が膨らむことです。これは一時的なもので、すぐ引いてしまうので、少し反応が違いますね。基本的に730nmハンドピースの場合、痂疲形成が軽度な点が特徴だと思います。その為、顔全体に照射をした後は、テープ保護等一切しません。ある程度大きなサイズのシミを狙って照射をした後は保護しますが、大半の場合は照射後の照射部位の保護はしていません。

730nmハンドピースを使った
フルフェイスでの照射で、
より治療効果を出すための方法を追求

―今、先生が実験している730nmハンドピースの活用法をこっそり教えてください。
  
宮田:フルフェイスでの照射に使うことです。他社さんが同類の波長で、顔全体に照射をして効果を出してきているので、同じことができるように。そのようなテストに取り組んでいるところです。

これから期待したいのは、
患者様それぞれの症状に最適な
パルス幅をとらえた新たな技術の登場

―Pico秒レーザーは、今後どのように発展していくと思われますか?
  
宮田:今は波長変換に関して様々な製品がでてきているので、今後どのような波長がでてくるのか、とても興味があります。様々なハンドピースについても、今後どんなものが登場してくるのか楽しみですね。他にも、患者様それぞれの症状について、どれくらいのパルス幅が最適なのかがまだはっきりしません。それがある程度見えてくるようになると、そこに絞った器械が反映されていくのではないかと思います。正直、これからの展開についてはまったくわかりません。しかし、これまで以上に患者様一人ひとりの期待に応えられる技術が誕生してくることを願っています。

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    注目商品

    Nordlys(ノーリス)はレーザーの単一波長とは異なり、波長域が広いIPL (Intense Pulsed Light)という光を照射します。 8種類のアプリケーターが使用でき、パルス数、パルス幅などの設定が可変可能なため、安全でかつ効果的な治療が行なえる次世代の光治療器の最新モデルです。

    Vbeam Primaは、皮膚良性血管病変の治療目的で設計された波長595nmのロングパルスダイレーザーです

    PicoWayは、ナノ秒よりもさらに短い数百ピコ秒(30億分の1秒)という極めて短いパルス発振により得られる高いピークパワーを有し、周辺組織へのダメージを最小限に抑え

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    サブパルス照射による利便性が増し、より大口径の照射スポットを標準使用することで治療時間が短縮されます

    ナローバンドUVBランフ10本を搭載しており、立位のまま半身ずつ紫外線治療を受けられます。扇状に聞くことで均ーかつ短時間に紫外線を当てることができます

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